2019.11.14
最近の投資相談で思う事②
前回のブログの続きです。
低収益性の区分マンションを保有している場合、
いっそのこと売却をした方が良いという事でお話をさせて頂きました。
前回は少し強い言葉で区分の売却について書かせてもらいましたが、
正直金融資産が潤沢にある方は都内で区分投資はありだと思います。
毎月のキャッシュフローがいらない状況であれば、
賃料の収入から元金の返済が出来るので
最終的に最小限の出費で大きな資産が残る、
非常に良い投資になるからです。
しかしながら、これは現金が数億単位で余っているような
ごく一部の方だけが取れる戦略です。
サラリーマンの方や、まだ金融資産が潤沢になく
これから資産運用でキャッシュを増やそうと思っている方であれば、
取るべき戦略の順番は以下の通りです。
①中古1棟アパートを借入で購入
※頭金2割+諸経費1割のキャッシュを持った状態
↓
②長期譲渡のタイミング(6年程度)で売却
↓
③売却益+運用益で増えた分の現金を頭金にして、
さらに大きい規模の1棟アパート・マンションに再投資
↓
④以後、繰り返し
目標は定年退職までに、不動産事業家としての評価だけで
信金が取引をしてくれる属性をつくることです。
そうすれば、定年退職後にも専業大家として活動できる選択肢が生まれます。
資産形成の規模・速度感の一つの基準として参考にしていただければ幸いです。
一般の方が区分や新築を買うタイミングについては、また別の機会にお話します。